2026.05.28
電気工事士2種でできることは?仕事範囲と取得難易度

電気工事士2種とは|基本情報と取得難易度
電気工事士2種は、低圧電気工事(600V以下)を扱うために必要な国家資格です。建設業界で最も需要の高い電気関連資格の一つで、一般住宅やビルの電気工事に従事する人材には必須の資格となっています。
取得難易度は比較的低く、筆記試験と実技試験の両方に合格する必要があります。合格率は筆記試験が約60~70%、実技試験が約70%前後となっており、独学での合格も十分可能です。
資格取得に必要な期間は通常3~6ヶ月程度で、建設業界に新参入する職人にも人気があります。
電気工事士2種でできることは?実務範囲を徹底解説
電気工事士2種の資格保有者が現場で行える工事は、以下の範囲に限定されています。
一般住宅の電気配線工事
一般住宅の屋内配線工事が電気工事士2種の主要業務です。具体的には以下の作業が対象となります:
- 照明器具・コンセント・スイッチの取付け
- 壁内配線・床下配線などの配線工事
- 分電盤(ブレーカー)の取付けと配線接続
- インターホン・チャイムの配線工事
- 200V工事(エアコン室外機、給湯器など)
これらの工事は、一般的な住宅建設やリフォーム現場で日々行われている基本的な電気工事です。新築から改修工事まで幅広い案件で活躍できます。
小規模商業施設の電気工事
小規模な飲食店や事務所などの低圧電気工事も対応可能です:
- 店舗内の照明配線工事
- コンセント・スイッチの配置工事
- 看板照明の取付け
- エアコン・給湯設備の電気工事
電気工事士2種でできない工事|注意点と制限事項
資格の有効活用のため、できない工事を正確に理解することが重要です。
高圧電気工事は対象外
電気工事士2種で扱える上限は600V以下です。600Vを超える高圧電気工事には対応できません。大規模な商業施設や工場などの高圧工事は、電気工事士1種の資格が必要になります。
特殊工事の制限
以下の工事は電気工事士2種の資格では対応できません:
- ネオン看板工事(特殊高圧工事)
- 非常用発電装置の工事
- 医療機関の特殊配線工事
- 防爆区域内の工事
電気工事士2種が建設業界で役立つ理由
求人需要が高く仕事が安定
建設業界では常に電気工事士2種の資格保有者が不足しています。求人倍率は3倍以上で、年間を通じて仕事がコンスタントにあります。特に新築住宅着工件数が増加している地域では、さらに需要が高まります。
平均年収は420~500万円程度で、建設業全体の平均に比べて高めです。
独立開業が可能
電気工事士2種を取得すると、個人事業主として電気工事業を開業できます。認可電気工事業者の届け出をすれば、自分の裁量で仕事の受注・金額設定が可能です。
他の建設資格との相乗効果
電気工事士2種を取得してから以下の資格を目指すと、キャリアアップが加速します:
- 電気工事士1種(更にステップアップ)
- 第一種電気工事施工管理技士(現場管理職へ)
- 認定電気工事従事者(特殊工事に対応)
電気工事士2種を取得する際の実践的ポイント
実技試験対策が合格の鍵
筆記試験は独学で合格できる人が多いですが、実技試験は別物です。複線図を読み込む能力と実際の配線作業スキルが同時に必要になります。
実技試験対策のチェックリスト:
- 過去問の配線図を最低10回は反復練習する
- 実際の配線工具(ペンチ・剥き線ペンチなど)に慣れておく
- 制限時間内(40分)に完成させる時間感覚を養う
- 可能であれば実技講習会に参加する
- 本試験と同じ環境で模擬試験を受ける
試験免除制度の活用
認定実技講習を受講すれば、実技試験が免除される制度があります。講習費用は約40,000~50,000円ですが、確実に合格したい場合は検討の価値があります。
資格取得後の現場デビュー
資格取得後は必ず経験者の元で実務研修を受けてください。座学と実務は別物であり、現場でのトラブル対応や効率的な工事進行方法は経験を通じてのみ習得できます。
最初の1~2年は時給ベースの現場労働から始め、スキルが上がるにつれて請負工事の専任者へステップアップするのが一般的なキャリアパスです。
まとめ:電気工事士2種で建設キャリアをスタート
電気工事士2種は、建設業界で最も実用的でコスパの高い資格です。取得難易度が適度で、資格取得後の仕事需要が安定しており、独立開業の道も開けています。
一般住宅からリフォーム、小規模商業施設まで活躍の場は広く、キャリアの第一歩として最適な選択肢となります。建設業で長く稼ぎたいなら、まずは電気工事士2種の取得を目指してみてください。
建設円陣JOBS 編集部
建設業で働く人・これから働く人に向けて、仕事・資格・働き方のお役立ち情報をお届けします。
